光触媒とは、一言で言うと、光(紫外線)を浴びると汚れや臭いなどを分解する効果がある、環境浄化物質のことです。自然界にも豊富に分布し、食品添加物にも指定されている安全な物質です。 |
光触媒酸化チタンに光が当たると、酸化チタン内部で電子(e-)と正孔(h+)が生成します。この電子と正孔が有機物の分解に関係します。この電子と正孔の役割は、電子が酸化チタンの表面の酸素と反応しスーパーオキサイドアニオン(O2-)を正孔が酸化チタンの表面の水と反応してOHラジカル(・OH)といった活性酸素を生成します。これらの活性酸素を利用することにより有機化合物を炭酸ガスや水に分解して無毒な物質に変えることができます。そして、この活性酸素は光と水・酸素が供給される限り発生し続けます。この反応は酸化チタンの表面でしか起こりません。 |
4大効果として、抗菌、消臭、UVカット、汚れの分解、が挙げられます。 |
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黄色ブドウ球菌、肺炎かん菌、大腸菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などの菌に対して、晴天時に5時間程度、日中に干すだけで殺菌作用があります。 SEK基準では試験方法に特定条件(光照射等)の付与を認めていないためSEK認証は得られません。 試験方法 : JIS L-1902に準拠 洗濯試験 : JIS L-0217 103法(JAFET洗剤使用) 試験機関 : 日本紡績検査協会 |
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アンモニア、酢酸、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トリメチルアミンなどの臭いに消臭効果があり、効果がなくなることがありません。 |
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光触媒(サンダイヤ)使用生地は、綿100%生地に比較して紫外線の透過が少なく、なおかつ紫外線を吸収するので、白物での照り返しもありません。光触媒(サンダイヤ)使用製品を着用すると、人体に有害な紫外線をカットする効果があります。 |
衣類に付着する汚れには、体の中から出る汚れ、汗・尿・血液・皮脂などの分泌物と、外から付く汚れ、砂・泥・果汁・油などがあります。特に体から出る皮脂は、単に洗濯しただけでは衣類に残ってしまう汚れで、これは油とたんぱく質が混ざり合ったものです。光触媒(サンダイヤ)は、日光にあてることにより、これらの汚れ成分を分解します。 |
触媒(サンダイヤ)/綿混(割合30/70%)のTシャツと、綿100%のTシャツに、たんぱく質汚れとして卵を付着させ、軽く水洗いして直射日光に5時間干した。5時間後、試料にたんぱく質に反応するニンヒドリン液をかけ、たんぱく質の残留を観察した。結果、綿100%ではニンヒドリン液がたんぱく質と反応して赤紫色に呈色し、たんぱく質の残留が認められた。光触媒(サンダイヤ)/綿混ではニンヒドリン反応は見られず、たんぱく質を分解したことがわかる。 ※ニンヒドリン液(たんぱく質に反応して赤紫色に変化する溶液) |
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【「光触媒」素材の記載事項について】 当社では光触媒として、オーミケンシ(株)が開発したサンダイヤを使用しています。 光触媒について記載した事項は、オーミケンシ(株)のサンダイヤからの抜粋です。 |
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